【2026年版】ローカルLLMの始め方|Ollamaのインストールからモデル実行まで初心者向けに解説

WindowsでOllamaを使ってローカルLLMを始める方法 AI・生成AI

ローカルLLMに興味を持っても、「何を入れれば使えるのか」「どのモデルから試せばいいのか」で止まりやすいところです。

この記事では、Windows PCにOllamaを導入し、モデルを取得して最初の会話を始めるところまでを、実際の操作順にまとめます。

Melunicaでは現在、Windows+Ollama環境でQwen3 14Bを主力、Qwen3 8Bをfallback候補、Gemma3 12Bを画像理解、DeepSeek-R1 14Bを推論用途として使っています。この記事の初稿自体もQwen3 14Bで生成し、コマンドや仕様を公式情報と照合して公開用に修正しています。

まず結論|OllamaならWindowsからローカルLLMを始めやすい

OllamaはローカルPC上でLLMを取得・実行できるツールです。Windows版をインストールするとバックグラウンドで動作し、PowerShellやコマンドプロンプトからollamaコマンドを使えるようになります。

基本的な流れは次の3段階です。

  1. OllamaをWindowsへインストール
  2. ollama pull モデル名でモデルを取得
  3. ollama run モデル名で起動して会話する

1. ローカルLLMを始める前に確認すること

Windowsのバージョン

Ollama公式ドキュメントでは、Windows版のシステム要件としてWindows 10 22H2以降のHomeまたはProが案内されています。

保存容量

Ollama本体に加えて、モデルファイル用の空き容量が必要です。モデルは数GBからさらに大きなものまであるため、複数モデルを試す場合は余裕を持たせておくと安心です。

GPUとVRAM

ローカルLLMではモデルサイズだけでなく、量子化方式、コンテキスト長、GPUへのオフロード量などによって必要メモリが変わります。

GPU選びから確認したい場合は、ローカルLLM用GPUの選び方|VRAM 8GB・12GB・16GB・24GB以上で何ができる?も参考にしてください。

2. WindowsへOllamaをインストールする

Ollama公式サイトからWindows用インストーラーを取得し、通常どおり実行します。公式ドキュメントでは、標準のWindowsインストーラーは管理者権限を必要とせず、ユーザーのホームディレクトリへインストールされます。

インストール後はOllamaがバックグラウンドで動作し、PowerShellからコマンドを利用できます。

インストール確認

PowerShellを開いて、次を実行します。

ollama --version

バージョン情報が返れば、Ollamaコマンドを利用できる状態です。

3. 最初に使うモデルを選ぶ

最初から「最強のモデル」を選ぶ必要はありません。まず自分のPCで無理なく動かせるモデルから試し、用途に応じて増やす方が分かりやすいです。

モデル Melunicaでの位置付け Ollamaでの指定例
Qwen3 8B fallback候補 qwen3:8b
Qwen3 14B 主力 qwen3:14b
Gemma3 12B 画像理解・Vision gemma3:12b
DeepSeek-R1 8B 軽量な推論候補 deepseek-r1:8b
DeepSeek-R1 14B 推論用途 deepseek-r1:14b

現在Ollamaのライブラリでは、Qwen3 8Bは5.2GB、Qwen3 14Bは9.3GB、Gemma3 12Bは8.1GB、DeepSeek-R1 8Bは5.2GB、DeepSeek-R1 14Bは9.0GBとして掲載されています。これは配布されるモデルファイルのサイズであり、実行時のVRAM使用量そのものではありません。

各モデルをどう使い分けるかは、ローカルLLMおすすめモデル比較|Qwen3・Gemma3・DeepSeek-R1を実際に使って比較で詳しく紹介しています。

4. モデルをダウンロードする|ollama pull

例としてQwen3 8Bを取得する場合は、PowerShellで次を実行します。

ollama pull qwen3:8b

Qwen3 14Bなら次のように指定します。

ollama pull qwen3:14b

モデルの取得にはインターネット接続と保存容量が必要です。ダウンロード後のモデルはローカルに保存されます。

5. モデルを実行する|ollama run

取得したQwen3 8Bを起動する場合は、次を実行します。

ollama run qwen3:8b

Qwen3 14Bなら次です。

ollama run qwen3:14b

対話入力ができる状態になったら、通常のチャットと同じように日本語で質問できます。

最初の質問例

Windowsでファイル名を一括変更するPowerShellの例を教えて

最初は、答えを自分でも確認しやすいテーマで試すと、モデルの応答傾向を把握しやすくなります。

6. 終了して、あとでもう一度使う

対話を終了したあとも、取得済みモデルを毎回ダウンロードし直す必要はありません。再び同じollama runコマンドを実行すれば、そのモデルを起動できます。

複数モデルを入れておけば、文章生成、画像理解、推論など、用途に応じて切り替えられます。

7. うまく動かないときの確認ポイント

ollamaコマンドが見つからない

インストール直後のPowerShellをそのまま使っている場合は、新しいPowerShellを開き直してからollama --versionを確認します。

モデルのダウンロードが進まない

ネットワーク接続と保存容量を確認します。Ollamaはモデル取得時にインターネット接続を使用します。

動作が重い

より小さいモデルを試すのが簡単な切り分け方法です。たとえばQwen3 14Bが重い場合、Qwen3 8Bを試して使用感を比較できます。

詳細な原因を調べたい

Ollama公式ドキュメントでは、Windowsのログが%LOCALAPPDATA%\Ollama配下に保存されると案内されています。トラブル時はここにあるログも確認材料になります。

8. Ollamaを入れた後に何をする?

最初の会話ができれば、次は「ローカルLLMで何をさせたいか」を決める段階です。

  • 文章の下書き・要約
  • プログラミング支援
  • RAGによる手元資料の検索
  • 画像対応モデルによる画像理解
  • 複数モデルの役割分担

活用例を先に見たい場合は、ローカルLLMで何ができる?実際の活用例とおすすめの使い方もあわせて参考にしてください。

そもそもローカルLLMを使うメリット・デメリットから確認したい場合は、ローカルLLMとは?自宅PCでAIを動かして分かったメリット・デメリットから読むと全体像をつかみやすくなります。

まとめ|まずOllama+1モデルで動かしてみる

WindowsでローカルLLMを始める場合、Ollamaを導入し、モデルを1つ取得してollama runで会話を始めるところまで進めれば、最初の環境は完成です。

MelunicaではQwen3 14Bを主力にしながら、Qwen3 8B、Gemma3 12B、DeepSeek-R1系を用途ごとに使い分けています。ただし、最初から複数モデルを揃える必要はありません。

Ollamaを入れる → 1モデルを取得する → 実際に質問する。まずはここまで試して、自分のPCと目的に合う構成へ広げていくのがおすすめです。


※モデルファイルサイズやOllamaの対応環境は更新される可能性があります。本記事は2026年9月時点でOllama公式情報を確認して記載しています。モデルファイルサイズと実行時のVRAM使用量は同じではありません。

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