【2026年版】ローカルLLMおすすめモデル比較|Qwen3・Gemma3・DeepSeek-R1を実際に使って比較

Qwen3・Gemma3・DeepSeek-R1のローカルLLMおすすめモデル比較 AI・生成AI

ローカルLLMを使い始めると、「結局どのモデルを選べばいい?」と迷うことがあります。

Qwen3、Gemma3、DeepSeek-R1など選択肢は多く、同じシリーズにも8Bや14Bなど複数のサイズがあります。

この記事では単純なベンチマーク比較ではなく、Melunicaで実際に使っているWindows+NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 16GB+Ollama環境をもとに、各モデルをどのように使い分けているかを紹介します。

今回取り上げるのはQwen3 14B・8B、Gemma3 12B、DeepSeek-R1 14B・8Bです。tokens/secや正確なVRAM使用量などのベンチマーク比較は行わず、実運用での役割と使い分けを中心に整理します。

まず結論:用途でモデルを使い分ける

用途 モデル Melunicaでの役割
普段のローカルAI処理 Qwen3 14B 主力モデル
fallback候補 Qwen3 8B 主力を補う候補
Vision・画像評価 Gemma3 12B 画像を扱う処理
推論 DeepSeek-R1 14B 推論担当
軽量な推論用途 DeepSeek-R1 8B 推論用途の別候補

重要なのは、すべてを1つのモデルで処理する必要はないということです。MelunicaではQwen3 14Bを中心にしながら、画像を扱うときはGemma3 12B、推論用途ではDeepSeek-R1系へ切り替えています。

今回の実行環境

  • OS:Windows
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 16GB
  • ローカルLLM実行環境:Ollama

なお、Ollamaに表示されるモデルファイルサイズと、実行時のVRAM使用量は同じものではありません。実際の必要VRAMは量子化方式、コンテキスト長、KVキャッシュ、GPUへのオフロード量、利用ソフトウェアなどで変わります。

Qwen3 14B|現在の主力モデル

Melunicaで現在、主力として使っているのがQwen3 14Bです。

Qwen3はreasoning、instruction following、coding、agent capabilities、多言語対応などを備えたモデルファミリーで、thinking modeとnon-thinking modeを切り替えられる仕組みも用意されています。

MelunicaではDeveloper AIを含む普段のローカルAI処理をQwen3 14Bに担当させています。実際にRTX 5060 Ti 16GB環境で主力として使用しているため、「16GBなら8Bしか選べない」といった単純な選び方にはしていません。

ただし、これはMelunicaの現在の環境と運用についての話です。すべての16GB GPU環境で同じ条件になるという意味ではありません。

Qwen3 8B|fallback候補

Qwen3 8Bも導入していますが、現在はQwen3 14Bを主力としているため、Melunicaではfallback候補という位置付けです。

この記事では14Bと8Bの正確な生成速度やVRAM使用量を実測比較していないため、「8Bなら何GBで動く」「14Bより何倍速い」といった断定はしません。

複数サイズを用意しておけば、用途や環境に応じて切り替えられるという点を重視しています。

Gemma3 12B|Vision・画像評価担当

文章だけでなく画像を扱いたい場合に使っているのがGemma3 12Bです。

Gemma 3はテキストと画像を入力できるマルチモーダルモデルです。Melunicaではこの機能を利用し、Vision・画像評価担当として使っています。

つまり、普段の処理はQwen3、画像を見る必要がある処理はGemma3、という役割分担です。ローカルLLMは文章生成だけでなく、画像入力対応モデルを組み合わせることで用途を広げられます。

DeepSeek-R1 14B・8B|推論担当

推論用途として導入しているのがDeepSeek-R1系です。

Ollamaで使用している14BはDeepSeek-R1-Distill-Qwen-14B、8BはDeepSeek-R1-0528-Qwen3-8Bです。今回使っている14B・8Bは、フルサイズのDeepSeek-R1 671Bそのものではありません。

MelunicaではDeepSeek-R1 14Bを推論用途、DeepSeek-R1 8Bを軽量な推論用途として位置付けています。ここでも精度差や速度差は実測していないため断定しません。

RTX 5060 Ti 16GB環境ではどう使っている?

現在の中心はQwen3 14Bです。Developer AIなど普段のローカルAI処理ではQwen3 14Bを使い、画像を扱う必要があればGemma3 12B、推論用途ではDeepSeek-R1系へ切り替えます。

この運用で重要なのは、GPUのVRAM容量だけを見て使うモデルを1つに決めていないということです。

GPUやVRAM容量から環境を考えたい場合は、ローカルLLM用GPUの選び方も参考にしてください。

目的別にどのモデルから試す?

文章生成や普段使いを中心にしたい

MelunicaではQwen3 14Bを主力として使い、Qwen3 8Bをfallback候補として用意しています。

画像もローカルAIで扱いたい

Gemma3 12Bのようなマルチモーダルモデルが候補になります。MelunicaではVision・画像評価担当として利用しています。

推論用途を分けたい

DeepSeek-R1系を候補にできます。通常処理をQwen3に任せながら、推論用途を別モデルへ分ける運用です。

ローカルLLMは1モデルだけに決めなくていい

Ollamaでは複数モデルを用意し、処理内容によって切り替える運用ができます。

  • Qwen3 14B:主力
  • Qwen3 8B:fallback候補
  • Gemma3 12B:Vision・画像評価
  • DeepSeek-R1 14B:推論
  • DeepSeek-R1 8B:軽量な推論用途として位置付け

「おすすめモデルを1つ選んで終わり」ではなく、用途ごとに役割を分けるのもローカルLLMの使い方のひとつです。

まとめ|おすすめは「用途に合ったモデル」

今回はWindows+RTX 5060 Ti 16GB+Ollamaという実環境をもとに、Qwen3・Gemma3・DeepSeek-R1の使い分けを紹介しました。

Melunicaでは、普段の処理はQwen3 14B、Qwen3 8Bはfallback候補、Vision・画像評価はGemma3 12B、推論はDeepSeek-R1 14B・8Bという役割分担にしています。

一番重要なのは「どのモデルが最強か」ではなく、何をさせたいかでモデルを選ぶという考え方です。

ローカルLLM自体が初めての場合は、ローカルLLMとは?自宅PCでAIを動かして分かったメリット・デメリットから読むと全体像をつかみやすくなります。

具体的な活用例を知りたい場合は、ローカルLLMで何ができる?実際の活用例とおすすめの使い方もあわせて参考にしてください。


※モデルの必要VRAM、生成速度、応答品質は、量子化方式、コンテキスト長、GPUへのオフロード量、実行ソフトウェア、設定などで変わります。本記事では未実測の性能差は断定していません。

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